フロアハッチ交換工事のタイミングとは?工事の流れや施工事例など徹底解説

ビルやマンションなどの大型の建築物にはフロアハッチと呼ばれるものが設置されています。


定期的に使用されるものですが、年数の経過や外的な要因によって不具合が生じることがあります。


フロアハッチは建物の環境を維持するためには欠かせない設備なので、不具合が発生した際には早急に対策を講じなければいけません。


しかし、フロアハッチの工事がどのような流れで行われるのかなどが分からなければ、具体的に計画することが難しいでしょう。


そこで今回は、フロアハッチ交換工事のタイミングや工事の流れなどについてご紹介いたします。



フロアハッチとは?

多くの建物に通っている電気配線や配管は、普段目にしないような床下などに配置されていることが多々あります。


しかし、電気配線や配管は定期的にメンテナンスを行わなければ、経年劣化によって故障や不具合が生じるリスクが高まるのです。


そこで、これらの設備をメンテナンスしやすくするために、点検口が設けられることが多々あります。


このような点検口がフロアハッチなのです。


フロアハッチがあることで、点検時の手間や労力を最小限に抑えられるため、建物のメンテナンスがしやすくなります。


フロアハッチは建物内部だけではなく、外構や庭など外側に配置されていることがあります。


外側に配置されている場合には、雨風や雪、地震などの自然に影響を受けるため、不具合が生じる可能性が高いです。


フロアハッチは普段あまり意識しない設備ですが、建物の維持には欠かせない役割を担っています。


そのため、異変が生じた際には早急に修繕を行う必要があります。



フロアハッチ交換工事のタイミング

建物のメンテナンスに欠かせないフロアハッチですが、経年劣化に伴いさまざまな不具合が生じることが多々あります。


不具合が生じた場合、各設備の点検が行えなくなるため交換工事を行い対処しなければいけません。


しかし、不具合にもさまざまな種類があるため、どのような症状であれば交換工事を実施するべきか分からない方も多いでしょう。


ここでは、フロアハッチ交換工事のタイミングについてご紹介いたします。



開閉不良がある


床に設置されているフロアハッチは、歩行者が通過するたびに負荷がかかります。


その負荷が蓄積されていくことで歪みが生じ、開閉不良が発生することがあります。


他にも、地震による歪みや経年劣化によるフロアハッチの錆なども、このトラブルの原因です。


フロアハッチの下には配線や配管など建物を利用するのに欠かせない設備が配置されているため、フロアハッチに開閉不良が生じていると点検ができません。


そのため、フロアハッチに開閉不良が生じた場合には、早急に交換工事を検討する必要があるのです。


フロアハッチの開閉不良が生じる前には、開け閉めしにくくなる・僅かな変形が生じるなどの小さな異変が生じ、それが悪化することで最終的に開閉不良が起こることが多々あります。


小さな異変が生じた段階で専門業者に状況確認を依頼することをおすすめします。



経年劣化による腐食がある


フロアハッチに生じた錆を放置することにより、状態が悪化して腐食が生じることがあります。


腐食が生じた場合、フロアハッチの耐久性が大幅に低下するでしょう。


耐久性が低下したフロアハッチの上を歩行者が通過した場合、フロアハッチを踏み抜いて怪我をするといった事態も起こり得るのです。


フロアハッチの腐食はこのような事故の原因になるため、腐食が生じている場合には早急に交換工事を行うことをおすすめします。



フロアハッチ交換工事の流れ

フロアハッチ交換工事を検討する際に、どのような施工が行われるのか気になる方も多いと思います。


施工内容を知ることで、専門業者と打ち合わせがスムーズに進められるでしょう。


ここでは、フロアハッチ交換工事の流れについてご紹介いたします。



1. フロアハッチ周りのコンクリート(タイル)を切断する


開閉不良や腐食などの不具合が生じているフロアハッチは、周囲のコンクリート・タイルをカッターで切断しなければいけません。


フロアハッチはただ交換するだけではなく、このような作業が必要になるのが特徴的です。



2. 既存のフロアハッチを撤去する


切断が完了したら、次は既存のフロアハッチの撤去です。


周辺のコンクリート・タイルは切断されているものの、歪みや錆が生じている場合は外れにくいといったことが起こり得ます。


撤去の際には、躯体に傷がつかないように周囲の養生・慎重な作業が求められます。



3. 新しいフロアハッチを設置する


新しいフロアハッチの設置の前に、設置箇所の清掃が行われます。


不具合が生じたフロアハッチの設置箇所には錆や汚れが溜まっているため、清掃せずに設置をすると施工不良の原因になりかねません。


その後、設置箇所に新しい枠とフロアハッチを設置していきます。



4. コンクリート(タイル)を補修する


新しいフロアハッチを設置する場合、周辺のコンクリート・タイルを剥がす工程が行われます。


そのため、設置後にはコンクリート・タイルを元通りにすることが必要です。


また、新規フロアハッチやコンクリート・タイルの設置後に出っ張りが生じることがあります。


出っ張りが生じていると歩行者が躓いて転倒する可能性があるため、補修を行うことが欠かせません。


新しいフロアハッチを設置後、出っ張りが生じていないかの確認や古いノリを除去するなどして、平らにします。


これらの作業を終え、養生の撤去や清掃が完了すれば施工終了です。



フロアハッチ交換工事は修工舎にお任せください!

修工舎は、東京都中央区に拠点を置き、埼玉県や千葉県、神奈川県や茨城県の一部など幅広いエリアにてお客様からのご依頼を承っております。


手がけている施工は、防水工事や塗装工事、修繕工事など住まいに関する修繕・修理工事がメインです。


そのため、フロアハッチ交換工事にも対応が可能です。


弊社には建設業界歴16年以上の代表を筆頭に、豊富な知識と資格を有する熟練のスタッフが多数在籍しております。


施工の際には建物の状態だけではなく周辺環境を意識した対応を行っているため、お客様にご満足いただけるサービスを常に提供できる体制です。


また、調査から施工、アフターサービスまで一貫して対応しているなど、お客様の安心・安全な暮らしのためのサービスをご用意しております。


修工舎にはこのような強みがあるため、建物の不具合が発生した際には修工舎にお任せください。



修工舎の施工事例


創業から現在に至るまで、修工舎では住まいに関するさまざまな施工を行ってまいりました。


ここでは、埼玉県川越市の分譲マンションにおける開閉不良に対するフロアハッチ改修(交換)工事についてご紹介します。


フロアハッチが使用できないとマンションの床下の点検が実施できなくなるため、交換工事を行わなければいけません。


この作業は2日かけて行われました。


1日目の作業は、既存フロアハッチの撤去と新規フロアハッチの設置、取付部のモルタル養生です。


2日目に新規タイル貼り戻し作業を行いました。


この施工では、管理組合様より新築時の在庫タイルをご提供いただいたため、違和感なく仕上がっております。


このように弊社では、現場の状況に合わせた高品質かつ迅速なフロアハッチ交換工事をご提供しております。



まとめ


今回は、フロアハッチ交換工事について施工のタイミングや流れなどについてご紹介しました。


建物の寿命を延ばし、長く安全に利用するためには定期的なメンテナンスが欠かせません。


そのため、メンテナンスに欠かせないフロアハッチの不具合は、決して放置できない問題です。


修工舎ではお客様のご要望に応じた柔軟な対応や、お客様に寄り添った提案を常に実施しております。


調査やお見積りは無料で承っているため、フロアハッチの異変や不具合にお困りの際には、まずは修工舎へご相談ください。