臭気筒交換のタイミングとは?交換工事の流れや施工事例など徹底解説 

マンションやビルの屋上には臭気筒と呼ばれる変わった形状の設備が設置されています。


臭気筒は常に紫外線や雨風に晒されているため、定期的なメンテナンスを行わなければ劣化が生じる可能性があります。


軽度の劣化であれば補修工事で済みますが、症状が進んだ場合には臭気筒の交換が必須です。


しかし、どのような状態になると交換しなければいけないなどの目安が分からなければ、施工の計画が組みにくいでしょう。


そこで今回は、臭気筒交換のタイミングや施工の流れ、施工事例などについてご紹介いたします。



臭気筒とは?

臭気筒とは、マンションやビルにある各部屋やトイレなどから生じる臭いを外に排出する役割を担っている筒のことです。


大型の建物は臭いがこもりやすいため、臭気筒がなければ臭いによって建物内で快適な生活が送れなくなります。


臭気筒を通じて建物の空気を入れ替えることで、快適な生活が送れる環境を維持できるのです。


建物に設置されている臭気筒の多くは金属製であるため、適切なメンテナンスを怠っていなければすぐに劣化サインが表れます。


また、破損が生じた場合にはそこから雨水が浸入して雨漏りを引き起こすことも起こり得るのです。


このように建物内の快適な環境を維持するために欠かせない設備ですが、一方でメンテナンスを怠るとトラブルの原因になりかねないといった特徴があります。



臭気筒交換のタイミング

金属製であることが多い臭気筒は、設置箇所や環境によって異なりますがおおよそ2年から5年で部分的に劣化が見られることが多々あります。


そのため、こまめなメンテナンスを行うことが欠かせません。


しかし、普段目にする機会が少ない屋上に設置されている臭気筒は、いつの間にか劣化が進んでいることがあります。


劣化が進んで簡単な補修工事では対応しきれなくなった場合、臭気筒の交換を検討しなければいけません。


ここでは、どの場合において臭気筒を交換するのかについてご紹介いたします。



サビが発生している


サビは臭気筒で発生する劣化サインの中でも比較的軽い症状に分類されます。


しかし、サビは放置していると発生範囲が次第に広がっていき、最後には臭気筒の耐久性を下げる原因になりかねません。


僅かな範囲でのサビであればサビ落としで問題解決しますが、サビが広範囲に広がった場合には臭気筒の交換を検討する必要があります。


対応が遅れれば遅れるほど劣化症状が悪化するため、早急な対策が欠かせません。



塗膜が剥がれている


塗装工事により形成された塗膜は、雨や紫外線から臭気筒を保護する役割を担っています。


しかし、塗膜が剥がれてしまうとその役割が果たせなくなり、その箇所から急速に劣化が進むことが考えられます。


塗膜の剥がれが生じた場合、塗装工事を検討しなければいけません。


しかし、塗膜が剥がれた箇所から別の劣化症状が発生しているなど、症状が進行している場合には臭気筒の交換を検討しなければいけません。


塗膜の剥がれは臭気筒交換のタイミングになり得るため、塗膜の剥がれを発見次第すぐに専門業者に相談することをおすすめします。



腐食している


臭気筒に生じたサビや塗膜の剥がれを放置していると、腐食が生じることがあります。


腐食は、臭気筒の劣化サインの中でも重度の症状に分類されます。


臭気筒に腐食が生じた場合は耐久性が大幅に低下し、少しの衝撃でも変形や破損が生じるのです。


そして、変形や破損が生じた箇所から雨水が浸入し、雨漏りが発生するなどの別のトラブルを引き起こすこともあります。


腐食は簡単な補修工事では対処しきれないため、この症状を発見次第早急に臭気筒の交換を行わなければいけません。



臭気筒交換工事の主な流れ

臭気筒に生じた劣化症状が重度であれば、交換工事を行う必要があります。


その場合、事前にどのような工事を行うのかを知っておくことで施工のイメージがしやすくなるはずです。


そこで、ここからは臭気筒交換工事の主な流れについてご紹介します。



1. 既存臭気筒の撤去


サビや腐食が進行した臭気筒は、見た目では劣化が進んでいることが分かりにくいため、内部の状態を確認しなければいけません。


劣化が進んでいることが確認できたら、既存臭気筒を撤去します。


臭気筒を支えるコンクリート基盤に破損や不具合が生じていることがあるため、その場合にはコンクリート基盤の撤去が必要になるケースもあります。



2. 新規臭気筒の設置


近年の既存臭気筒では、配管部やベントキャップは塩ビ製が使用されています。


そして、既存臭気筒は新規臭気筒と形状が異なるケースが多々あります。


そのため、新規臭気筒の設置の際には、状況に応じて最適な部材の設置を行うなどの工夫が必要です。



3. 塗装仕上げ・補修


臭気筒はただ設置して終わりという訳ではありません。


設置後もなるべく長く使用できるように、雨風や紫外線から保護するための塗装が必要です。


塗装を行う場合は、塗料の耐用年数やグレードなどを加味して最適な塗料を選択しなければいけません。


また、塗料の色選びを誤ると臭気筒が悪目立ちする可能性があるため、慎重に検討を進めていきます。


このような塗料選びは、専門業者に相談してプロの目線から最適なものを提案してもらうと良いでしょう。



臭気筒交換工事は修工舎にお任せください!

東京都中央区に拠点を構える修工舎は、防水工事や塗装工事、修繕工事など住まいに関するさまざまな施工を承っております。


弊社は調査から施工、アフターサービスまで一貫した対応を行っているため、お客様の安心・安全な暮らしを実現できるサービスのご提供が可能です。


また、業界歴16年以上の代表を筆頭に経験豊富なスタッフが多数在籍しているため、ご要望に応じて柔軟な対応を行えるといった強みもございます。


このような特徴のある修工舎は、臭気筒交換工事にも対応しております。


そのため、現在臭気筒交換工事を検討されている方は、まずは修工舎にご相談ください。



修工舎の施工事例


お住まいに関する幅広い施工を行っている修工舎では、臭気筒交換工事を行った実績がございます。


弊社は現地の状態を確認し、その上でお客様にとって最適な施工を行ってまいりました。


ここでは、修工舎の施工事例をご紹介いたします。



江東区分譲マンション


江東区にあるこちらのマンションに設置されていた既存臭気筒は鋼製であり、経年劣化により発錆及び一部に腐食が発生している状態でした。


施工では、管及びベントキャップ部分を塩ビ製のものに全箇所交換を行いました。


この臭気筒交換工事の施工事例は下記にて写真付きで紹介しております。


ぜひご参照ください。


参考コラム:https://www.shukosha.co.jp/blog/repair/137139



葛飾区分譲マンション


こちらの分譲マンションにおける施工では屋上の床から突き出ている臭気筒を途中で切断し、カップリングを用いて既存鋼管と塩ビ管を接合する方法を行いました。


交換後には他の臭気筒に合わせた色で塗装を行い、作業が完了いたしました。


古い既存臭気筒は、一般的な形状ではないものが設置されているといったことが起こり得ます。


このような場合でも修工舎は状況に応じて柔軟に対応し、お客様にご満足いただけるサービスをご提供いたしますのでぜひご相談ください。


上記の施工は下記にて詳しく紹介しておりますので、臭気筒交換工事をご検討の際には、ぜひご覧ください。


参考コラム:https://www.shukosha.co.jp/blog/repair/158711



まとめ


建物の中で快適な生活を送るためには、臭気筒は欠かせない設備です。


しかし、年数が経過して劣化が生じることでさまざまな不具合が発生し、場合によっては劣化した臭気筒が原因でトラブルが発生する可能性があります。


そのため、劣化が生じ始めた初期の段階ですぐに信頼できる専門業者に相談して対処することが大切です。


修工舎では常に迅速かつ丁寧な施工を行っております。


保証やアフターサービスも充実しているため、安心してご依頼いただけると自負しております。


臭気筒のトラブルにお困りの際には、まずは修工舎へご相談ください。